ハイリスクHPV(ヒトパピローマウイルス)検査

子宮の膣部のHPVの感染を調べ、子宮頸がんのリスクを知る検査です。

子宮頸がんの80~90%はハイリスクHPV(ヒトパピローマウイルス)が子宮膣部に持続感染して発生するといわれています。HPV自体はちょっとした皮膚のいぼをつくったりする日常に存在するウイルスで100種類以上あります。そのHPVの中でも子宮頸がんを引き起こす数種類のことを「ハイリスクHPV=子宮頸がんウイルス」と呼んでいます。性交経験のあるほとんどの人が生涯のうちに1度は感染するといわれ、現在は男女とも10代のうちに子宮頸がんワクチンの接種が行われています。このため20~40代の女性ではこの検査で陽性となることは珍しくありません。ただし、感染=子宮頸がん発症ではなく、ほとんどの人が自己免疫でウイルスを排除し一時感染で終わります。これまで子宮頸がん検診は「子宮頸部細胞診」が主流でしたが、徐々に「HPV検診」を導入されてきています。HPVによる検診は、まずHPVの感染の有無を調べて陽性であった場合、細胞診検査で病変の有無を確認する流れになります。日本では子宮頸がんワクチン接種が普及途上のため、子宮頸がん検診が過渡期にあります。HPV検査も同時に行っておくことで、子宮頸部細胞診で異常が見られた場合にもより正確な診断につながります。ワクチン接種が進みHPV検診を採用している海外では、陰性であった場合に次回の検診を5年後としています。

子宮イラスト

こんな方にオススメ

  • 過去に子宮頸部細胞診で異常があった方
  • 子宮頸がんワクチンを接種していない女性

料金

5,000

検査項目・内容

頸管粘液採取(婦人科内診にて、膣から子宮の入り口の粘液を採取します。丁寧に行うことでほとんど痛みはありません。)

お申し込みについて

以下ページご確認のうえ、お申込みください。